どのような税理士に依頼するか
初めての相続。どのような税理士に相続税の申告等を依頼したらよいのか悩まれるかと思います。
相続税申告は単発の支援であり、相続税申告に利害がある関係者が多いこと、相続に関連する法律が多岐にわたることから、税理士業務の中でも難易度の高い業務です。このため、誰に依頼するのかの選定は大きなターニングポイントになります。
依頼する税理士を選定する際に、どんな人が担当してくれるのか、提供するサービスの内容と質、コストの3つの観点から比較検討してみては如何でしょうか。
Point1 担当してくれる人の専門性と人柄
- 専門性
- 税理士が直接最後まで担当してくれる(見習いや新人ではない)
- 税法以外の知識や経験が豊富にありそう
- 人柄
- コミュニケーションが円滑にできそう
- 人当たりがよく偉そうな雰囲気がなさそう
Point2 どのようなサービスを提供しているのか
- ホウレンソウを実践してくれる
- 見やすい資料(A3)の提示がある
- 素案の説明がある(勝手に判断し手続を進めない)
- 週次で進捗報告がある(何をしているのか分かる、ほったらかしにされない)
- 週末の対応が可能である(オーナー税理士が対応するのでブラックな職場環境にはならないため気にしないで休日対応を依頼できる)
- 資産分割協議に役立つ情報提供がある
- 早い段階で相続税の概算を教えてくれる
- 二次相続を踏まえた節税ポイントを教えてくれる
- 遺産分割シミュレーションを何度でも適時におこなってくれる
- 他士業(弁護士、司法書士等)への依頼事項も最後までフォローアップがある
- 税務調査対策をした申告をしてくれる
- 申告書には書面添付をします
Point3 妥当なコストになっているか
- 報酬体系
- 報酬の体系が明示化されていること
- 見積に入っている項目を明示していること
- 追加報酬の事後請求がないこと