概要：遺言（いごん、ゆいごん） 相続発生後に遺言書を発見した場合、遺言書が封筒に封印され封に押印のあるものは、すぐに開封してはいけません。家庭裁判所での開封と検認という手続きを踏む必要があるためです。遺言書の検認は、遺言 […]

寄与分の意義 寄与分とは、相続人の中に、被相続人の生前における財産の維持や増加、あるいは被相続人の療養看護などに通常期待される程度を超える特別な貢献をしたもの者がいる場合、遺産分割の際に、その相続人に寄与の程度等に応じて […]

概要 特別受益について、民法上の生前贈与の持ち戻しと、相続税法上の課税価格に加算する生前贈与の考え方は異なっているので、注意しましょう。 この章は、民法上の生前贈与の持ち戻しについての解説です。 特別受益は相続財産に加算 […]

民法と相続税法との相違点 特別受益・寄与分の額について、民法と相続税で取り扱う目的や対象等が、次の表のように異なります。 特に、持戻し期間が異なっているので注意しましょう。 【民法と相続税法の違い：特別受益と寄与分】 相 […]

概要 相続財産全体に対する各相続人の持分を、相続分といいます。つまり、各相続人の取り分のことで、被相続人が遺言で指定した指定相続分と民法が定めている法定相続分があります。 相続分 内容 指定相続分 被相続人が遺言で指定し […]

概要 所得税と相続税の双方向から検討する 相続開始後の被相続人に関係する入出金について、所得税と相続税の視点から検討する必要があります。相続開始後に入金されたものには次の2つのケースがあるからです。 相続開始日において被 […]

概要 被相続人が年の途中で亡くなった場合には、その年の1月1日から死亡日までの所得税の申告と納付をする必要があります。これを準確定申告といいます。また、前年分の確定申告をしないまま亡くなった場合（例えば、1月1日から3月 […]

概要 養子は実子と同じ 養子は、実子と同じように、養親のみならず、養親の直系尊属や兄弟姉妹との関係でも相続人となります。 養子と養親及びその血族との間では、養子縁組の日から、血族間と同じ親族関係が生じます。養子は、養子縁 […]

公的書類にもとづき相続人を確定する 相続人の有無や範囲の確定は非常に重要な手続です。 遺言書がない相続の場合には、遺産分割協議により相続財産を分割しますが、相続人が1人でも欠けている遺産分割協議は無効となるからです。 相 […]

概要 本来相続人となるはずの者でも、相続人になれないことがあります。相続欠格と相続人の廃除があった場合です。 【相続欠格と廃除】 相続欠格 相続の廃除 意義 欠格事由がある場合に、法律上当然に相続人としての地位を失う（手 […]